顔の本塗装は油彩で行った。微妙な色にこだわってもよくわからないので、いつものようにジョーンブリヤン(今回ホルベインNo.2)とバーントシェンナを混ぜたもので3色、ジョーンブリアンそのものとホワイトを混ぜたものの計5段階作った。今回は女性なので、どぎついメリハリはあまり付けないように色調の変化は少なくした。頬の赤みと口唇用にレッドを加えたものも作っておく。
眼球の内側端の目頭(内眼角と言いま(゚o*)\バキ)にレッドを混ぜた色をヒダ状に塗り、眼球の回り(睫毛)、上眼瞼上のしわ、首のしわ、鼻や耳や口の穴にバーントシェンナを塗っておく。次に首筋、鼻筋、目の周囲、髪の生え際、耳の窪みなどに先程作った一番暗いシャドウを塗った(この時点ではとても恐ろしい顔ですね(^^;)。
第一段階の周囲に第二段階のシャドウを塗る。左のもみあげが窪んでいるのに塗装に入ってから気が付いたので、パテを盛ってスジ彫っておいた。
第三段階を塗り次のジョーンブリアンそのものを塗る時点で、下塗りの色が濃すぎて透けてしまうことに気が付いた(+_+)。油絵の具というのは透明な塗料だということを痛感しましたです。結局ハイライトにするつもりの+パーマネントホワイトの使用を諦め一段階ずらすことにした。
ハイライトにジョーンブリアンそのものを使うことになり、色を塗り重ねながらブレンディングしながら何とか修正した。口唇には口唇色を塗って何とかバケモノ状態を脱出、人間らしい顔になってきたが、ベトナム・ナースと言ってもまだ夜勤明けの看護婦さん(■\(^^;)イエローカード)のような恐い顔で、「きれいな」というテーマをクリアーしていないので困ってしまった(^^;。