プロローグ&組み立て(Feb 16,'01)

 シンガポールのDOGTAG製1/16日本陸軍下士官である。海軍や色物系が続いていて陸軍関係の方にそっぽを向かれそうなので、手軽に上げられる陸モノはないかと物色していた。昨年ネット上のショップのカタログでこのキットを見かけていて、右手に軍刀、左手に拳銃という典型的?日本軍分隊指揮官の姿がいいなと思い購入していた。キットはレジン主体のパーツに左手+十四年式拳銃、右手+軍刀、軍刀の鞘がメタルパーツで付属している。ちなみにお値段は26ポンド、日本円で約4300円だった。

 こういうキット特有のレジンの流し口に出来た四角いブロックの除去やパーティングライン消しはあるが、パーツの合いはいいので組み立て自体は問題ない。袖口、鞘の口、拳銃の銃口、トリガーガードと指の間などの穴が開いている部分は彫り込んでおく。

 気になった部分は手を加えた。略刀帯が何故か服の下に締める士官用になっているようなので、ボタンホールをシングルにして欠損部分にパテを盛り下士官用にした。拳銃の紐は一部胴体にモールドされているものを削り落とし絹糸に換えた。

 水筒のベルトはエバーグリーン、略刀帯から下がるベルトや金具はエバーグリーン・真鍮線で製作、メタル製鞘と一体成形された円環はアクセサリーショップで購入したものに換えた。

 軍刀の刀身は刃の方を波状にヤスリで削って峰側は梨地のまま残し雰囲気を出した。しかし・・・。

 持っている1/1を確認すると実際は刃の峰側がピカピカのメタルで、刃の側がざらついているようだ。

 ここはこのフィギュアのポイントなので一度刀身全体をピカピカに磨き、刃の部分に波状にチタンシルバーを塗って表現した。





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