H型は歴戦の車両、J型は新車という無理矢理な設定なので、H型の方はパステルを擦り付けて所々を錆させた。これで綺麗なJ最後期型網タイツと並べてダークイエローの色調が少し違っていても言い訳できる(^^ゞ。J型の方は足周りに泥汚れがある程度でバトルダメージは何もないが、決して手抜きではなく新車なのでこれでいいのだ(^^;。
フランスの少年ジャンはアホ面してドイツ軍に敬礼しているのであるが、別室にいる父親はともかく母親のファンテーヌがむくれている理由としては少し説得力が弱い気がした。そこで丸テーブルの上に食器を置き、他の家族は全て食べ終わっているのにジャンだけが食べ終わらずに外を見ていて、早く食器を片付けたい母親が怒っているという、我が家でいつも展開されている光景を考えた。ABERエッチングの食器であるが、フォークはとても良くできているけど板状の皿やスプーンは立体化するのに結構苦労した。カッティングマットの上に置いたパーツをピンバイスのコレットを固定する先端部で叩いたが、あまり深い皿にはならなかった。なお屋根裏の謎の米人用食器はコゼットが片付けに行ったということにして一カ所にまとめた。
その他細かい部品として玄関用品セットがあったので、表札と何だか訳の分からない吊し物を引っぱり出してきた。レジスタンス用英国供与銃器はタミヤの英兵巡回セットに余分に入っていた物を使った。
能書きのように食器を配置してみた。おフランスでは食べ終わった時ナイフとフォークは「=」のように並べ、途中の時は「ハ」のようにするそうだ(^^;。謎の米人用食器はコゼットが片付けに屋根裏に行って、コーヒーを置いて帰ってくるはずなのに別件の用事で◯×△纛躑鬯譱ということです(^^;。食器は隠し扉の外に出してあるのでゲシュタポとかが踏み込んだら怪しまれるに違いない。
さて何回も出てきた屋根裏の米人であるが、陸軍航空隊所属らしいと言っておきながらどうやらスッポンポンのようなので、それとわかる物を考えた。自分のいつも着用している「SACK TIME」バックプリント付きA-2ジャケットであるが、これを1/35で作ることにした。ジャケットそのものはエポパテで自作できるが、バックプリントを塗るなんてイヤだ!。そこで以前にポルシェのdioramaでやったのと同じ方法をとり、実物をスキャンした画像を1/35に縮小してビデオプリンタ(今だったらアルプスで充分)で出力していたものをエポキシ接着剤で無理矢理貼り付けた。このノーズアートの機体(B-24らしい)の乗員がフランスに降りたかどうかなんて知ったこっちゃない。
屋根裏のテーブルの上にレジスタンス用英国製銃器、コーヒー、A-2ジャケットを配置した。屋根裏の男女の衣服がないが、そこまで手が回らなかったし、パンツやブラやらを実物を見ながら作るというのも怪しいので、一応手前に広いスペースがあるということにする(^^;。
フィギュアを全て配置して完成\(^o^)/。最後にこのdioramaのタイトルであるが、色々悩んだ末「Soldatenspiel」になった。兵隊ごっことか兵隊遊びとかいう意味だが、どうしてもフランスの少年(完成後に窓が曇っていて表からあまり見えないが)が中心になってしまう。よく聞く「Kriegspiel」というのは図上演習のような意味だし、降下猟兵と戦車教導師団、それに米陸軍航空隊まで登場するので「Elite」とか「Elitetruppen」などというのも考えたが、フランスの少年から外れてしまう。何かピッタリのタイトルがあれば教えて下さい。
昨年8月から極めてマイペースに製作したdioramaですが、ようやく完成にこぎ着けました。長い間お付き合いありがとうございましたm(_ _)m ペコ。