規格帽、頭部、両足を接着して組み立て終了。STEINERさんは帽子からはみ出すほど髪の毛が豊富なので、パテで増毛している。左腕にはよくわからない盾章がモールドされているが、映画で確認したところクリミア・シルトが付いているのでそれらしく彫り直した。右腕にモールドされている戦車撃破章は削り落としておく。PPSh 41用のマガジンケースは映画の後半で腰に二つ下げているが、結構大きいので一つだけにした。
塗装はいつものように油彩で顔から行った。目はブルー、髪の毛は白髪混じりのグレーに見えるのでそのように塗ったが、顔自体はあまり似ていない。ヒゲ剃り痕はかなり濃いのでこの後塗ることにする。目のブルーは今回ホルベインの透明絵の具を使用したが、タミヤエナメルのクリヤーカラーより延びがいいので塗り易い。帽章の台布が大き目だが、塗りが始まってから気が付いたのでこのまま進めることにする。
野戦服とズボンは色調を少し違えて塗装した。第2ボタンには二級鉄十字章のリボンがモールドされているが、STEINERさんは東部戦線従軍記章も付けているので両方描き込んだ。足を持って塗装作業しているのでブーツは最後に塗ることにする。
襟章は内側になってしまい描き込むのが大変なのと、苦労して塗っても一部しか見えなくなるのでバーリンデンのデカールのお世話になった。下士官を示すトレッセも見えそうな部分だけ描き込んだ。ボタンは塗装がかなり剥げていると思われるのでフィールドグレーを塗った後外周中心にアルミシルバーで剥げさせた。
ベースはこのシリーズについては付属しているプラ製ベースをブラックに塗装して使っているが、重さがないのと固定に不便なので木材を埋め込んだ。この木材をちょうど合うように切るのが結構重労働であった。エポキシ接着剤でがっちり固定し底にはプラ板で蓋をする。
フィギュア固定用の真鍮線を差し込んでからベースの周囲をマスキングして地面にポリパテを盛りつけ、廃材にするバルサと小石を埋め込んだ。ポリパテが乾く前にとの粉をふりかけ塗装して仕上げようと思ったが・・・。
そのままだとフィギュアの顔が下を向き過ぎていてほとんど地面を見つめている角度になってしまう。そこで左足が上に向くように廃材を積み上げることにした。
塗装を終わったベースの廃材にフィギュアを乗せてみると左足の爪先側の裏が丸見えになるのを発見した。そうなると鋲を打たなければならないので細い虫ピンを埋め込みブーツを塗装、足周りを中心にパステルで汚して完成とした。
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