1996年の作品

JV44
Fw190D-9(ハセガワ48)/Me262(トライマスター48)

戦闘機総監を解任されたガーラント中将が各地のベテランパイロットを集めて編成したMe262ジェット戦闘機の部隊、第44戦闘団のdioramaです。機体はガーラントの乗機で、将官ズボンをはいたガーラントも再現したつもりです。dioramaは飛行場上空援護のPapagei Staffel(オウム中隊:味方対空砲の誤射を避けるため下面が派手な塗装)のFw190D-9がフライパスしているところで、フィギュアはみんな上空を見ています。Me262を牽引するケッテンクラートはいにしえのバンダイ製ですが、後ろの手すりはタミヤの1/35よりも太いので真鍮線に換え、牽引ステーは自作しました。Fw190D-9にはFA-130モーターを内蔵し、機体を固定する2本の真鍮パイプの中にリード線を通し、スイッチは3本のドラムカンの中の1本です。フィギュアは各社1/48ドイツ空軍兵士の寄せ集めです。

Porsche911 Carrera4(フジミ24)
自分と愛車のdioramaです。雪解けの春、通勤中の路上でに何かをした後です(実際はこんなことしませんが、ほんとに!)。実車のカレラ4が納車されたら模型で再現してやろうと思い立ち、キットを探したところ964系はフジミとイタレリのキットがありました。フジミの方は同社の911の中でもお安いシリーズに入っているので、細部の再現がイマイチです。イタレリは細かいパーツもそれなりに入っていますが、ターボのワイドボディしかなく、これをノーマルにするには大手術が必要です。そこでドアノブ、ライトのクリアパーツ、インテリアなど、可能な限りイタレリから流用することにしました。インテリアもできるだけ再現しようと思い前後のシートベルト金具にエッチングを使い、よく見えるようにサンルーフと左右のウインドウを開けました(現実に私は春先にこうやって走るのが好きです)。サンルーフを開けた関係で台形の遮風板とサンルーフのレールをプラ版と真鍮線から作り、天井の内側はパテを塗りました。ベースの道路は使い古しサンドペーパーで、路上の支柱(なんて呼ぶの?)は現地を取材して自作しました(道路のいろんな寸法を測りましたが、危ない人に見えた?)。自分のフィギュアはハセガワのディレクターですが、顔が西洋人で長髪なので頭部はタミヤのキャンパスフレンドから移植、メガネはリード線とクリア塗料です。革ジャン(A-2)のバックプリントは実物をスキャンして縮小、ビデオプリンタで出力したものを薄くして張り付けました。体型が現実とあまりにも違うんじゃないかという声が周囲から聞こえてきますが、納車当時はこれくらいスリムだったんじゃないかなあと勝手に思っているのでこれでいいんです(^^;;。