2003年の作品

大ドイツ師団擲弾兵(WARRIORS 1/16)

躍動的なポーズが魅力的なフィギュアで前から気になっていましたが、店頭で安売りされているのを見つけ即ゲットしました。一見してウールの40年型野戦服にしては皺の角度がきつすぎるので角を削り、二級鉄十字章のリボンの位置がおかしいので修正し、組み上げて見直してみるとその他にも色々問題がありました。まず一体成形に無理があるガスマスクコンテナのベルトは当然として、雑嚢の取り付け位置が高すぎボタンの位置もおかしいのと、野戦服後側のスリットがベルト直下から割れている、前のめりポーズにしては野戦服後の丈が長すぎる、などの気になる間違いに気付き、ポリパテモリモリの修正となってしまいました。また装備品は畳んだツェルトバーン、スコップに飯盒まで付属していますが、Yサスペンダーがモールドされていないので取り付けませんでした。顔の造りが良くて一見出来がいいフィギュアだと思い込んでいましたが、間違い探しのようによく見るとこのスケールでは許容できない問題があり、先入観は禁物だと再認識しました。修正前・作業中の写真を撮っていれば製作記が書けたんですが少し後悔しています。今の時代さすがに戦車や飛行機などのキットは図面や写真を参照して細部まで詳細に再現することが当然のようになっていますが、フィギュアの世界はそこまでのレベルになっていません。まあ大メーカーのインジェクションキットとは違うレジン製キットにそこまで求めるのは酷な話ですが。
ドイツ武装SS戦車エース(ドラゴン1/16)

ドラゴン「1/16 WARRIOR SERIES」の比較的初期の製品です。武装SSの戦車兵エースということでミヒャエル・ビットマンさんをモデルにしていると思うんですが、はっきりとそうタイトル出来ない理由があるんでしょうか。キットの指定ではヘッドホンかMP40を右手に持たせるようになっていて、パーツは両方付属しているんですが、地面の上でリラックスしてタバコを吸っているポーズにはどちらも合わないような気がしたので水筒に変更してあります。肩章はキットのまま素直に取り付けて塗装までしたんですが、サイズが大きすぎてロシア軍のような感じなので塗装終了して完成していた物から思い切って切除して細くしました。
ドイツ海軍Uボート士官(バーリンデン120mm)

バーリンデンから多数発売されている120mm全身像の一つです。並木書房から和訳が発売されているジャン・ド・ラガルトさんの写真集「GERMAN SOLDIERS OF WORLD WAR II」に掲載されている海軍大尉の写真が元ネタになっているようです。略帽には有名な第9潜水戦隊のメカジキの記章が付き、ダンケルクで接収したと言われる英軍の夏期野戦服を着用しています。
STEINER(ドラゴン1/16改)

このキットを購入した時映画「戦争のはらわた」のSTEINERさんを連想しましたが、今年のリトルウォリアーズの静岡合同展示会のお題が「映画キャラ」という噂を聞いたので急遽作ることにしました。そのまま作ればSTEINERさんが完成するつもりでいましたが・・・。製作記はここです。
ローゼマリー(コーリー1/16)

昨年暮れに行われたリトルウォリアーズの集いのビンゴ大会で自分はスカだったんですが、一緒に行ったSTEINERさんがこれをゲットされ、自分は作らないからと恵んでいただきました。しっかりした造りのレジンキットです。今年5月にあった北海道/青森模型サークルの合同例会のお題が「何でもいいからドイツ」ということで、速攻で製作しました。RosemarrieというのはErikaと並んで代表的なドイツ女性の名前だそうでが、何かのキャラクターなのかどうか何も情報がありません。パッケージ写真と同じ色調で全て油彩で仕上げました。
コサック騎兵バスト(バーリンデン200mm)

ドイツ側に協力したコサック騎兵のバストモデルです。イエローサブマリンのフィギュアコンの賞品としていただきました。顔の皺まで表現された素晴らしいモールドのレジンキットですが、コサック部隊に特に思い入れはなかったので資料がありません。将校のようですが偉い人なのかどうかもわかりません。パッケージ作例を参考に全て油彩で塗装しました。スタンドベースもレジン製が付属していたので木材用のアクリルスプレーニスを塗りそのまま使用しました。ドイツ側コサックということは終戦後に過酷な運命が待っているのでしょうか。