油彩主体に一気に塗装を終了、ということになってしまったが、実際は油彩の乾燥のために時間をかけた作業となった。先ず脚絆より下の部分を持ちながら布地の部分を塗装した。乾燥後に薄めた艶消しトップコートを吹き、艶のある革の装備・ベルトを塗装、最後に真鍮線を持って脚絆の塗装、乾燥・トップコート後に靴の塗装という数段階の作業をした。
帽子の塗装終了後に帽子垂れが外側に巻き付けられていることが判明しスジ彫って再現したり、帽子の後のヒモを失念していたので瞬着で貼り付けたりと危ない作業を必要とした。上に着ている防暑襦袢の脇の下に通風孔があるらしく、これも塗装中にスジ彫ることになった。集めた資料は事前にちゃんと見ておくべきであった。戦闘帽・防暑襦袢の襟・ズボン(袴と言うべきかな(^^;)はカーキ色系、帽子垂れ・防暑襦袢・雑嚢・脚絆はバフ系としたが、それぞれ少しだけ色調を変えた。使用した具体的な色は適当に混ぜているので覚えていない。
オーストラリア兵の方も同時進行で塗装した。手順は日本兵と同じようにソックス(フットレスソックスというつま先のないものらしい)以下を持ちながら作業、最後に靴を塗装した。エンフィールド小銃の銃床はエナメルで木目を描いた上から油彩のブラウンピンクをコートした。
日本兵ほど資料がないので危ない作業は必要としなかった。服や装備品の色はよくわからなかったが、独特の帽子以外は英軍の熱帯服と同じと考えていいのだろうか。同時作業で2体のフィギュアが完成、このまま別々のベースに単体として乗せれば終わりなんだけど、大きいベースを選択したので隙間を埋めることを考えなければならない。