このフィギュアの為だけにキャストを開封すると、経時的変化でキャストが劣化してしまうので、気に入っている1/48の爆撃機搭乗員やら整備員やらもついでに複製し、件の子供も複数作った。このフィギュアは何年か前東京に帰省の際に入手したものだが、本物を使ってしまうと値段が高いのでもったいないのは勿論だし、地方特に東北の片田舎では入手難で二度と手に入らない可能性の方が高いのだ(^^;。
原型では左手をポケットに突っ込んでいるが、これを切除し1/48フィギュア(これも当然複製)の左腕を移植して敬礼の形にした。頭部は子供らしく上を見上げているが、椅子の上に立たせるので水平にし、室内で帽子はおかしいので削り取って、パテで頭髪を生やした。
子供を敬礼させるきっかけとなったMOK製突撃砲兵敬礼バージョンだが、数(十?)年前に購入したもの。今の水準で見てもインジェクションよりはかなりいい。私の購入したものはヘルメット着用だったが、IV号J型の操縦手という設定なので、HORNETのフィールドキャップ付き生首セットから笑っている顔を選んで付け換えた。
MK製投降するドイツ空軍将校のフィギュアだが、左のパッケージ写真のように両手を上げて苦々しい顔をしているので、これも両腕を切断し敬礼のポーズにして顔はHORNETの無帽生首セットから笑い顔を移植した。
敬礼三人組の完成。どうしてこのような設定になったかというと、先に出来上がったIV号J型の装填手がニヤニヤしているので、こいつの顔を眺めながら何で笑ってるのか妄想していたらこうなった。本当は最初から設定を考えて製作を開始するべきなのだろうが、私の場合はいつもこのように行き当たりばったりなのです。ちなみに敬礼というのは、右手に武器を持っていないことを示しているので右手を挙手するのが正しいそうだが、子供の方はわざと左手にしてみた。
H型の戦車兵は、装填手は黒騎士三人組から、車長と砲手と無線手はグンゼIV号戦車兵セットから、操縦手はCROMWELLSから召集し、全員外に出してみた。例によって顔は全て笑っている(^o^)(写真では反対向きになってしまっているが)。降下猟兵はMK、WARRIORS、Jaguar、CROMWELLSから車載できそうなものを選び、全てH型の方に載せた(H型のアラを極力隠すのが主旨です(^^ゞ)。降下猟兵も向こうを向いているものは全て笑っている(^◇^;)。降下猟兵ヘルメット付き生首セットには笑っているものがあまりなくて、WARRIORSの降下猟兵生首セットからも使ったのだが、何故かヘルメットのサイズが小さいので、購入してあったWARRIORSの降下猟兵カモフラージュヘルメットセットのヘルメットに付け換えた(ヤヤコシイ)。
適当にフィギュアを配置した全景。敬礼三人組はまだ配置していない。左の喫煙三人組はともかく、靴ひもを結んでいるのとか、頭をかいているのとか、CROMWELLSには変なのもいるので全て使うかどうか、どのように配置するかはまだ決めていない。このほかに飲食三人組もいるのだが、こちらは座る場所がないので今のところ配置場所がない。各社の降下猟兵を比べると出来がいい順に、WARRIORS>Jaguar>MK>CROMWELLSとなる。この他にも使っていないものもあるが、これ以上はスペース・設定上無理なので、彫りの甘いインジェクションのものは今回出番がなかった。全部合わせるといくらになるか計算するのが怖いが、一度に購入したわけではなく見つける度に購入してきたので出費をした実感がない。これが模型という趣味の怖いところ(^^;。
J型断面の方から見た全景。これを見ると苦労して組んだJ型が、ただの脇役だということがおわかりでしょう。もっとも切り刻んだ戦車が主役のdioramaってグロテスクな感じだし(緊迫した戦闘中の場面ならいけるかも知れないが)、最初から脇役のつもりだったのだが、その割に作業の比重がこの車両にかかってしまった。