ベースの完成(May 11,'98)
 しばらく放置してあったIV号戦車2両をベースに固定する。車体下面に穴を開けボルト1本で固定するのが一般的だが、こうすると1/35の低い視線で見た場合、特に車体の前後方向から見た場合に太いボルトが見えてしまうので、普段は裏側から虫ピンを接着して固定している。このようにすると取り外しが困難になるし、キャタピラに穴を開けなければならないので、今回は針金を使用した。キャタピラの穴から針金を入れ、転輪に回して再びキャタピラの穴から出すようにして、左右各1カ所を固定した。最後にベースの底の針金をよじっておく。ベースの位置決めにコツが要るがこのようにすれば車体の角度も確定できるし、後で取り外しもできる。

 家の中が殺風景なので額入りの絵画を飾ろうと思い、バーリンデンを持っていないと嘆いていたが、たきざわさんに自分で作ったら、と言われたので、自分で描くような無謀なことはしないでネット上でルーブル美術館(これしか知らないので(^^ゞ)の絵の画像を探した。これを縮小してモデラー定番のALPSマイクロドライプリンタでプリントした。実物のサイズを知らないので縮小率はええかげん。ついでにバーリンデンの地図やらトランプやら紙幣のシートもプリントした。値段はともかく地方では入手難なので(^^;。

 0.5mmプラ版から作った額縁に絵画を挟んで接着した。街灯はタミヤ純正をそのまま組み立て使用する。屋根裏用の安物家具はフランス製の"HESTOREX"というメーカーの安いインジェクションのがあったので、これを組み立て、前と同じ方法で塗装した。"HISTOREX"という有名メーカーがあるが、"HESTOREX"というのは東南アジアで電化製品を売っている"SOMY"と同じようなものか?。色の暗めの方がグレーベース、明るい方はホワイトベースにしてみた。

 玄関とその上の普通の屋根裏部屋。大きな絵画は上半身裸の女性がフランス国旗を掲げている有名な(というか見たことのある)絵だが、題名・作者についてはno知識(^^;。屋根裏には、秘密の部屋に入る扉を隠すようにテーブルを置いた。

 一階・二階とも空いている壁面に額縁を配置した。固定はL字型の0.5mm真鍮線を壁に打ち込み、0.3mmの真鍮線で吊す形にした。ただ壁に接着してもよいが、1/35ともなると固定法も実物がどうやってされているか考えてやらないと実感に乏しくなる。これは戦車の車外装備品も同じで、実物ではジェリカンやらヘルメットやらが車体に接着されている訳はないのです。

 二階の寝室とその上の秘密の屋根裏部屋。家具の配置を少し変えてみた。秘密の扉にヒンジをつけたが、取っ手を付けるのを忘れてしまった。後日屋根裏装備品と一緒に付けることにする。

 家の外側の全景です。J型の切断面には家と同じフラットブラックを塗ったが、少し目立ちすぎかも。でも昔のカットモデルのように真っ赤っかにする訳にもいかないし、ブラックしか思いつかなかったので。家の窓を閉め切ってしまったが、この場面はいつ頃なんだろう。設定はフランスということにしたのだが、戦車教導師団だしIV号J最後期型だし・・・。こういうことは普通最初に考察すべき問題だろ(-_-)---->自分。

 今までに集めた1/35降下猟兵のフィギュア。イタレリのインジェクションに二種類あるのに今まで気付かなかった。レジンフィギュアは現在入手難のものもあるので複製も考えたが、今までの経験では膨大な数の失敗品ができるし(だから経験不足とも言う)、手間と時間がかかるので、今回使えるポーズは本物を使ってしまおうと思っている。





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