キットには5体のフィギュアが付属しているが、できるだけ多く乗せたいので倉庫から使えそうなそうなものを引っぱり出してきた。Uボート関係そのもののフィギュアも数体あったが、ドラゴンの海軍兵やUボートジャケットを着た第12SSの戦車兵はそのまま使えそうだし、Uボートの作業服はイギリス兵の野戦服のコピーなのでサスペンダーを外せば使える。
しかしキット付属の54mmフィギュアと肩を並べてみるとインジェクションの1/35フィギュアは50mmなので、かなりの違和感があり一緒には使えそうもない。
エアフィックス1/32マルチポーズのイギリス兵はサイズ的には問題ないが、モールドが甘いので結局インジェクションフィギュアの使用は諦めた。キットのメタル製5体の他にWarriorsのUボート乗員と第12SSの戦車兵2体を改造して使うことにした。それだけでは寂しいので急遽hecker & gorosのメタルフィギュア4体を海外発注してみたところ、予想外に早く数日で到着したので全て組み立てサフがけした。
塗装はいつものように顔から始めた。塗料も毎度の油絵の具だが、母港に帰還する日焼けしていないUボート乗員ということでやや明るい感じにした。よく見ると今回のグループに関係ない人が一人いる。この中に艦長さんが二人いるのであった(^^;。
寄せ集めのフィギュアなので色々な服装が混在することになったが、服装の比較的自由なUボート乗員なのでそれもいいかと思う。白帽子カバーの艦長さんだけは制服をビシッと決めて正装している。単体で販売されているフィギュアを混ぜたので艦長さんのような偉そうな顔をした人が複数いることになった。
キット付属の5体はさすがANDREA製だけあってどれも素晴らしい表情をしている。特に右端の若者の笑顔がいい。中央の体格のいい見張りは双眼鏡を覗いているポーズだったが、折角顔を塗ったのに見えなくなるのがいやなので双眼鏡を少し下げてある。
急遽発注したhecker & gorosのフィギュアは古いこともあるがANDREAに比べるとかなり見劣りがする。左端のヒゲおじさんは潜望鏡を覗いているもう一人の艦長さん(作品集の別作品)の完成作例に一緒に写っていた士官だが、双眼鏡をかけていて艦内には合わないのでこちらに使うことにした。写真左から二番目のトロピカルユニフォーム?に革ジャケットの士官はメガホンを持った艦長さんだったが降格してもらった。右から二番目の人は大漁旗を眺めているポーズなのでそのまま使い、右端の人はこれを介助するポーズに改造した。この二人の胴体は同一パーツ。
最後はWARRIORSのレジンフィギュア。左端のUボートクルーはANDREAに劣らず彫りが深くていい感じだ。士官が多くて5人全員艦橋に上がっている状況になってしまうので下士官に降格し左腕の角度を変えた。中央と右は第12SS装甲師団からの転属で、略帽の折り返しがストレートな海軍タイプにしてポーズを切り張りして作った。乗艦中にUボートジャケットの上からベルトをするかどうかわからないが、面倒なのでそのままにした。ANDREAに比べるとボリュームが足りないが、よく見ると別タイプのジャケットのようだ。イタリア経由なので薄いのかな(^^;。